予想される暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)とは、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。
①湿度、②日射・輻射(熱が電磁波と輸送される現象)などの周辺の熱環境、③気温の3つを取り入れた指標で、暑さ指数が28(厳重警戒)を越えると熱中症患者が著しく増加することが統計的にわかっています。
31以上では「危険」となります。
つい最近取り入れられた指標かと思っていましたが、アメリカではすでに70年ほど前に提唱されていたのですね。
日本では2021年に全国で本運用が始められました。
もっと早く運用して欲しかったと思う読者諸兄も多いのでは。
環境省と気象庁は、暑さ指数が「危険」(WBGT:31以上)ランクの中でも更に重要度の高い暑さ(33以上)が予想される場合に「熱中症警戒アラート」を発表することを決めています。
私の住む地域では今日の予想は33。
コロナの危険、津波の危険、それぞれの警戒アラートには耳を傾けるべきです。
熱中症の場合も同じでしょう。