マスクの着用は「3月13日からは個人の判断で」と政府が決定しました。
勿論、医療機関を受診する際や通勤ラッシュ時といった混雑した電車やバスに乗る際などには、マスクの着用を推奨するなどとした方針にしっかりと従って、善良な市民として良い判断をしたいと思います。
コロナに罹患したライオンが死ぬくらいですから、ウイルスが消滅したのではなく、ウィズコロナの社会でバランスをとれた最適な解を都度、個人で判断できるかにかかっていますね。
英国の哲学者また経済学者でもあるジョン・スチュアート・ミルは、人の良心上の決定に関する論議の中で次のように述べています。
「これらの自由が全体的に尊重されていない社会は,それがどんな統治形態のもとにあろうと,自由ではない。……身体的にも精神的にも霊的にも,自分自身の健康をふさわしく守るのは一人一人の人間である。他の人々にとって良いと思える生き方を強制するよりも,自分自身の目に良いと思える生き方をする人を許すほうが,人間にとって得るところは大きい」(自由論)
マスク着用に関してちょっと大袈裟かもしれませんが、昔読んだ一文を思い出しました。