雪は結晶と結晶の間に多量の空気を含んでいます。
この驚くべき構造ゆえに雪には優れた断熱効果があり、極端な寒さを防いで種子や植物を保護します。
雪は地表の形に凝固した一種の巨大な貯水池であり、解けて土壌を潤し川に注ぎます。
それなのに、新潟の大雪は交通を麻痺させ、人命を奪い、本来味方である雪が、人間世界を大混乱に陥れています。
人間は自然の力に到底打ち勝つことが出来ないので、人間の方が自然と調和してゆくべきなのですが、簡単ではありません。
大雪は毎年繰り返し起きており事故が繰り返されています。
そこから学んだことがなぜ是正処置として機能していないのか不思議です。