ソウル雑踏事故で149人死亡 ハロウィーン、坂道で多数転倒(共同通信) - Yahoo!ニュース
2001年に兵庫県明石市の花火大会で起きた雑踏事故と比較して論じている記事もあります。
明石歩道橋事故、ソウル転倒事故で思い返される。県警の「手引き」が示す、背景にある群集心理(ハフポスト日本版) - Yahoo!ニュース
雑踏事故は、群集心理に影響されることが大きく、その群集心理には次のような特徴があるという。
軽薄性:暗示にかかりやすく、平常時は相手にしないような流言や冗談を軽々しく信じやすくなる
無責任性:個々の責任感が弱まり、集団の雰囲気に左右されやすく、道徳や秩序、規範への意識や理性が失われやすい
興奮性:感情が単純で非常に興奮しやすくなり、偏った極端な行動をとりやすい
暴力性:「事故が起こるのではないか」という恐怖心や自分の行動が思うようにならないことによる怒りから暴力行為をしやすい
直情性:近道本能(手順を守らず直ちに結果を得ようとする本能)から、自分本位となって交通整理に従わないなど、直情的な行動をとりやすい
付和雷同:他人の非常識な行動が直ちに感染し、同様の行動をとりやすい
類似の事故が繰り返し起きているために、自分にはそのようなことが起きるはずがないと考えたりはせず、群集心理が発生する可能性のある状況には身を置かないようにしたいものです。
予測が難しい状況もありますが、予測される場合には、君子危うきに近寄らず。
聡明な人は危険に気付いて身を隠すが、経験のない人たちは進んでいって当然の罰を受ける、とも。
「群衆」は時に重大な危険源となり得るので、身動きが取れなくなりそうな状況を察知したなら、逃げることにしましょう。