憂うつな気持ちになることは誰にでもあるものです。
一方、うつ病となるとそれは「病」なので一般論としては治療が必要になります。
ただ、治療と言っても色々とあります。
大変興味深いことに次のような研究結果があるようです。
うつ病患者を50人ずつ三つのグループに分け、それぞれに異なった治療を4か月間行なった。一つのグループは抗うつ剤の投与を受け、別のグループは運動だけを行ない、さらにもう一つのグループはその両方を行なった。
4か月後、どのグループでも60%から70%の患者には「もはやうつ病の症状が見られなかった」。
ところが、その後の6か月間について見ると、運動療法を指示された患者は「感情面でも身体面でもより良い状態にあり、再発率はわずか8%だった」。
これに対して薬物療法のグループの再発率は38%、運動療法と薬物療法とを行なったグループの場合は31%だった。
もし、このデータに信頼性があるとすれば、最も持続的に効果が期待できるのは、運動オンリー療法なのかもしれません。
最近は「運動」の驚くべき“癒し効果”にスポットを当てた研究が増えています。
運動すると「ストレスから守られる」「抗うつ薬に匹敵する“うつ改善効果”が得られる」「レジリエンス因子が増え、不安に強くなる」「遺伝と同レベルの認知症リスクを解消できる」「自然界で2番目に強い“睡眠導入剤”が体内で作られる等など。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a65ab8a936b0115055833d214142fab6b28f212
現代社会は、便利になった反面、体を動かすことが少なくなりました。
もっぱらコンピュータに向かうだけの座業スタイルの人が増え、リスクが高まっています。
それで、いつまでも若々しく、健康に暮らしていくためには、若干のライフスタイルの見直しが必要です。
同様に、もし、いつまでも幸せに暮らしたいのなら、それなりのライフスタイルの見直しがどうしても必要です。