いくつのもことを同時にこなすことが出来る人は有能な人だと考えるものです。
自分に関してもそのように考えてしまいます。
いわゆる「内職」は学生時代に誰もがした経験があるものです。
授業中に別のことをします。
それでも授業に耳は傾けているので一度に2つのことが同時にやり遂げられて”達成感”が得られているように思ってしまいます。
最近は”デジタルネイティブ”世代も増えていますので、複数作業を同時に行うのは半ば常識的になってきているかもしれません。
しかしそこには大きな危険が潜んでいることが方々から警告されています。
「マルチタスクをすると神経系が活性化するので,実際には効率がどんどん下がっているのに,効率が上がっていると考えてしまう」。
「脳が,必要な情報をきちんと収めた引き出しなら,マルチタスクをしている人の脳は,物がぐちゃぐちゃに出ている引き出しのようだ」。
それで頭脳の機能を適正に維持するため、そして仕事(勉強)の成果(品質)を向上させるためには、一度に一つの作業に集中する方が良いようです。
実際にやってみると、気が散ってしまう自分に気が付くかもしれません。
脳が言わば”わき見運転”になれてしまっていて、前方を注視する、言い換えると一つのことに注意を集中することが難しくなっていることに気が付く場合があります。
マルチタスクによって一つの作業に集中して良い結果を出す頭脳の配線が乱れてしまっているのであれば、それを修復する訓練が必要かもしれません。
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